絵本「水平線の向こうから」
絶版になっていた名著が最新刊発刊されました! 【ことば】堂園晴彦 【 絵 】葉祥明 【頁 数】48ページ・英訳付き 【出版社】明月堂書店 (2009/12/7) 【サイズ】 A4横版ソフトカバー(29.4×20.6×0.7cm) 2002年PHP出版から発売された絵本「水平線の向こうから」が、長らくの絶版を経て、新しいスタイルで再販!文章もリライトされ、描き下ろしされた絵のシーンも加わり、より読者に伝わりやすい本になりました。 作者の堂園晴彦氏は、鹿児島市にある“堂園メディカルハウス”院長として、1500人を越える命の旅立ちに接してこられました。 その経験から生まれたこの物語は、主人公・藍とお母さんの思い出話しを通して『命・死』という永遠のテーマに優しく寄り添いながら、自然に“受け入れる心”が芽生えるストーリーになっています。 だれにでも、いつかは訪れる“別れ”…。 ご家族皆さんで、手にとってみませんか? ☆この商品の更に詳しい内容はこちらからどうぞ! ☆「生と死」をテーマにしたその他の本はこちらからどうぞ! <本文より一部抜粋> 【P6-7】 夕暮れとともに、空が曇ってきた。 遠いあの日に感じた優しい風が、そっと私の頬を撫でていく。風は、十五年前の記憶を鮮明に甦らせてくれる。大切なひとに母の思い出を初めて話そうと思った…。 【P20-21】 わたしは涙をこらえながら、「もう会えなくなるの」と聞きました。するとお母さんは、死んでからもお話しができる方法を教えてくれました。 【P26-27】 真っ青な海と空に囲まれた白い砂浜に立った時、不思議な気持ちになりました。むかし、お母さんと一緒に海水浴をした時のような気持ちになったのです。 【P36-37】 話し終えた時、曇り空に切れ目が生じ、急に水平線の辺りが明るくなってきた。水平線に沈んでいく夕陽から浜辺に向かって輝きが押し寄せてきた。瞬く間に、光は二人を包みこんだ。